自分が誰だか急にわからなくなったから飛んだ。
たまに、自分が何者なのかわからなくなる。
何者でもないからそう思うんだろうけど。
普通すぎて。
時たま、普通じゃない自分をあえて見せたりして、
周りと違うんです。
そう思い込みたいんです。
っていうくだりで一番自分の普通さを痛感して。
あれもしたい、これもしたい。
あれはいや、これもいや。
何者かになりたいけど、何物にもなれなくて。
中途半端で、そんな自分が嫌いなんだけど、
まだどこかで希望を捨てたくなくて。
てことは結局、自分のことが好きなんだろう。
いつだって、何かに負けないように虚勢をはって、
強くぶれない自分がいるって、自己暗示かけるんだけど、
本当はすごく影響されやすくて、流されやすくて。
お前誰だ。何者なんだ。
ふわついた自分とサヨナラして、
新しい人になろうと思った。
安直に髪を染めた。
どこにでもいる色から、ちょっとだけめずらしい色に。
遊べ、私。
どこかに飛んでけ。
何者かになれ。
どろん。