Luna channel ~20代女子のざれごと~

20代半ば女子の日常。夢とか人生の目的捜索中。楽しく面白い人生を送りたい。どこにでもいる、ごく普通の若干くすぶっている女子。

休日だからって、クソみたいな1日を過ごしてやった。

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「あぁ。」

 

何とも言えない虚無感とともに目覚める朝。

午前11時30分。

1日は24時間しかない。約半分はすでに終わっている。

北西向きの私の部屋でも、太陽の光が差し込んでいて少し明るく、今日の天気は悪くないみたいだ。

天気が良いことによってさらに虚無感とか後ろめたさとか、そういうマイナスな感情が増していく。

 

 

何もやる気が起きない。

冬の太陽の光なんて私の部屋にはちっぽけな影響力しかない。

2メートル先のテーブルの上にあるエアコンのリモコンを取ろうにも、そのやる気すら起きない。

1日の約半分を終え、さらに1秒、1分が過ぎ去っていく焦燥感と寒さに勝てない鉛のような気持ちとの狭間で葛藤していた。

(このままこの葛藤を繰り返してベッドの中で1日が終わるかもしれない)

それはそれで振り切っていて面白かったかもしれないが、そこまでのクズになる勇気すらなかった。

 

すべてが中途半端な自分にまたひとつ嫌気がさした。

 

 

 

ベッドの中で先日の郵便事故の件を思い出した。

 

今日のできごと-郵便事故編- - Luna channel ~20代女子の起業~

 

問い合わせの電話をしたのは水曜日。今日は日曜日。

電話口の弱気なおじさんは「担当した配達員が戻ってきたら確認して、本日か明日に連絡します」と言っていた。

今日は日曜日。ここまで音沙汰なし。翌日(木曜日)の電話に出れる時間帯も伝えていたのに。

段々イライラしてきた。きっとこのまま私が再度電話をしなければ、何もなかったこととして終わるんだろう。私の注文した米はどこかの誰かの家に消えて行って、私は米を手に入れることはできないんだろう。

イライラが増した。

電話しなければ。

文句の1つや2つ言わなければ気が済まない。

 

鉛のような気持ちを怒りにすり替えベッドを抜け出した。

エアコンをつけ、加湿器をつけ、口をゆすぎ、トイレに行った。

鉛のような気持ちを怒りにすり替えたからといって、面倒くさがりな性格が直るわけではない。顔を洗うわけでもなければ、歯を磨くことも、着替えることもしない。

私からしたらタイミングは今じゃない。

家のドアのこっちとあっちでは私の様子はだいぶ違う。

人に会うことがなければ、クソみたいな生活をしている。

人に会うから、可愛らしい服を選んで着て、時間をかけて化粧をして、髪を整えるのだ。

人が来るから、部屋を片付けるのだ。

人に会わなければ1日中汚い部屋で、顔も洗わず歯も磨かずパジャマのままで、クソみたいな1日を過ごす。

 

今改めて振り返ったことによりまたひとつ自分に嫌気がさした。

 

 

洗面所からベッドに戻り、テレビをつけ、発声練習も兼ねてテレビ番組に対して大きなリアクションをとった。

自分が思っている以上に、寝起きの声がバレるタイプだ。

これから文句を言おうとしているのに、寝起きの声だとなんかいまいちだ。

 

一通り発声練習が終わって、電話をかける。

待つこと7分。一向に出ない。余計イライラが増した。切った。

テープのアナウンスによると大変電話が混み合っているらしい。

まじふざけんなよ。

 

ちょっと時間を置くためにネットサーフィンを始めた。

ブログのアクセスアップについて調べた。

よくわかんない。

Googleキーワードっていうのを使いたくて調べたけどよくわからない。

とりあえずGoogleアドワーズっていうのを使うみたい。

なんとなく色々適当に調べて、どのキーワードで検索したらどのくらいのボリュームがあるかみたいなことはなんとなく理解した。

でもふと思った。今の私がこれを調べて何をするんだ?よくわからない。

 

また中途半端な自分にひとつ嫌気がさした。

 

 

普段私が目を通すブログはどれもキラキラして見える。

読まれないブログを書く自分なんて存在意義すら疑う。

 


ブログ始めて半年で出版が決まったので、今までを振り返る - しっきーのブログ

 

だからしっきーさんのように「ゲーム おすすめ」とか「漫画 おすすめ」とか、何かに特化した記事を書こうと思った。

 

 

書こうと思った。

 

 

自分に何が書けるんだろうって思った。何もない気がする。

全て中途半端に生きてきた。

女子のわりにはゲームも漫画も好きなほうだと思う。

20代半ばの今でも、たまに無性にマンガを読みたくなる期間があって、毎週20冊位レンタルして、それを1~2か月繰り返す。

でも所詮そんなもん。

気に入った漫画を繰り返し読むわけでもないし、「うわこれ面白い!」ってそのときはすごく興奮しているけど、少し時間がたてばどんな話だったか細かいことは思い出せないし。

映画だって嫌いじゃないし、むしろ好きだけど、人並みにしか観に行かない。

本だってたまには読むけどそんなに読まない。

女子目線で、化粧品、スイーツ、新しい輸入物の雑貨屋さんの話、おすすめのカフェの話とか・・・

どれだって嫌いじゃない。機会があればいく。友達に誘われたらとか、たまたま近くを通ったらとか。自分からチェックして休日にわざわざ足を運んで、、とかはしない。普段クソみたいな生活を送ってる女子が急に一人の時間にそんなキラキラしたこと出来るわけもない。

 

自分はこれだ!って言えるものなんて何ひとつない。

全てが普通。普通な日常の中でも何かを気に留めて、みんな面白い記事を書いているのかもしれない。それを才能で片付けたらおしまいだけど、そんな才能私にはない。

日々の日記をひとりごとのように駄文でつらつらと書くことしかできない気がする。

そこに需要なんてないんだろう。

こうやってせっかくの休日に着替えもせずにベッドの上でだらだらとしているとどんどんマイナス思考になりネガティブになることを知っている。

25年間自分をやってきて、ここ2~3年でやっと気づいてきた。

 

こんな自分にまたひとつ嫌気がさした。

 

 

 

話を戻そう。

あれから1時間くらいたって郵便局に電話した。また出ない。

今度は該当郵便局ではなく全体のコールセンターにかけてみた。

すんなり繋がり、不満をぶちまけた。

ていうのは大袈裟で、私だってある程度の理性は持ち合わせているので、”少し苛立った客”位のテンションで普通に状況を説明した。

調べて該当郵便局から連絡をくれるそう。

またこのパターンかよ。笑

今度こそは電話くださいね。

 

ぐだぐだしてたら時間は午後4時を過ぎてしまった。

さすがにもう北西向きの部屋には光は差し込まない。

今日もこうやってなんにもせずに終わっていく。

冒頭でも少し言ったけど、振り切れるほど何もしないクズになる勇気はない。

きっとこの後こまごまと部屋の片づけだったり、料理だったり、読まれる記事づくりとかを始めるんだろう。

自分のこの中途半端さがすごく嫌い。

 

到底前向きな上昇志向の人にはなれず、かといってクズになりきる勇気もない。

お前は何なんだよ。